PROLOGUE

とある商業高校の情報処理科に所属するパプリカとあんずは、
初級システムアドミニストレータの資格を取るために日々奮闘していた。
恐らく、お互い自分にはない何かに惹かれたのだろう。
2人は性格が正反対であるにも関わらず、高校入学当初から次第に仲良くなり、
シスアドの勉強も一緒にするようになっていた。

今日も放課後、お互いの実力を確かめるためにパソコン室へ向かう2人。
だがパソコン室には謎のウィルスが大量発生していた。
ウィルスは何と実体化し、パプリカ達に襲い掛かってきたのだ!

しかし驚いた2人が咄嗟に持っていた参考書をウィルスに投げつけると、
ウィルスはあっさりと消えてしまった。
恐る恐る消えた場所に近づいてみると、そこには何故かCD-ROMが。
試しにまだ被害が及んでいないパソコンで開いてみると、
そのCD-ROMにはシスアドのクイズが収録されていた。

2人は不審に思いながらも、次々と実体化してくるウィルス達をなぎ倒し、
クイズに答える事に没頭しはじめた。
どうやらウィルス達は、クイズに答えている間はおとなしくしているらしい。

果たしてパプリカとあんずはこの不可思議な状況から脱出することが出来るのか、
そしてシスアドには合格することが出来るのか!


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